■前回までのあらすじ■
映画『イップ・マン 継承』という響きが良いので観に行こうと思った。
語感がいいね!だけで観に行くのは流石にあれなので 公式サイトをチェックふむふむ。
イップ・マンというのは実在の人物で
ブルース・リーのお師匠さんだった人なのね。
ふむふむ。
流派は「詠春拳(えいしゅんけん)」。
おお・・・!
えっ!
詠春拳 VS 詠春拳!?
同門対決もあるの!!
めっちゃ燃えるやん!!!!
えっ!?
『イップ・マン 継承』ってシリーズ3作目なの!!?!??
オレ
今から3部作の3個目いきなり観に行こうとしてるの!!???!!!
・・・と 衝撃の事実が判明し絶望したけど
詠春拳が観たいので行くことにする。
入場特典のトレーディングカード(全3種らしいです)結果
この3作目から観ても全然問題ありませんでした!
イップ・マンは
常に微笑をたたえているような表情で
性格も温厚で優しく
人を助ける 人を護る為だけに戦う高名な拳法家!
前情報なしでも冒頭シーンを観るだけで分かる!
これだけ!
あとはもうみんな
悪い奴は悪い顔
良い人は良い顔してるので
説明不要でスゥーッと活劇に集中できます!
地上げ屋のチンピラが小学校の土地を狙って
夜間に大襲撃!
とんでもない人数を捌ききるイップ・マン!
車引きをしている貧しき詠春拳の使い手 チャンさんも加勢して無事撃退するのですが
讃えられるのはイップ・マンばかり・・・。
生活の為 また自分の道場を開く為
闇の賭け闘技場で闘うチャンさんが
イップ・マンとの対比になり 今作のもう一人の主役なんですな。
余談だけどチャンさんの詠春拳はイップ・マンと違って
インパクトの瞬間が重く見えるように演出されているのも
違いが可視化されていてグッド!
(肘に体重かけてるんじゃないかってくらいにモーションに力感が溢れる)
地上げ屋の雇ったムエタイの刺客。
(一切喋らない上に眉毛が無くてすごいかっこいい!)
ある場所でイップ・マンを襲うのだけれど
逆に完全にレベルの差を見せつけられ
返り討ちにあう凄まじい戦い!
多分こうなるんじゃないかな?と予想した展開を
途中で思いっきり裏切られて(上回られて)
「そう来たか~~~!しかも予想より速いし!」と
ホントに笑っちゃう強さ。
そしてマイク・タイソン扮する地上げ屋のボスとの一騎打ち!
大きく体を揺さぶり∞の軌道を描きながら
ファイティングポーズで距離を詰めてくるマイク・タイソン!!
映画館の大スクリーンでこっちを睨みながら迫ってくるタイソンは
怒って突進してくる寸前の牛かサイのようで
本気で命の危機を感じる迫力!
この巨体とスピードで世界を獲ったパンチを放ってくるんだから
冗談抜きに一般人なら素手で殺傷できるんでしょうねぇ・・・。
トドメに最後は
詠春拳 対 詠春拳!!
そしてイップ・マン3部作 完結・・・?
観てる途中から
「もしかしてこれって
自分が今まで観た映画の中で1番なんじゃ・・・」と思うくらい
格闘シーンの楽しさ 美しさ
高度成長しはじめた中国の風景
(ジャッキー・チェン キョンシーなど
あの頃大好きだった中国の雰囲気)
そしてイップ・マンの高潔さ 精神性に大変感銘を受けました。
さっそく3部作まとめてBlu-ray購入~。
高け~。
冒頭の「小龍」が訪ねてくるシーンとか
そこだけでもう「あ~ 小龍って確か・・・」とクスクスしながらも
オオッ!?と熱くなれるので
早く観たい観たい。
てかBlu-ray買ったけどもっかい継承観に行こうかな。